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詰め物・被せ物が外れるのはどうして？
突然詰め物や被せ物が外れて困ったという経験は、ありませんか？ どれだけしっかりとした治療をしていても長年使っていたら外れることもあるでしょう。しかし、治療してすぐに外れたり、同じところが何度も外れたりする場合は、他に原因がある可能性があります。ここでは詰め物や被せ物が外れる理由と、外れた場合の対処法をご紹介します。
詰め物・被せ物が外れる原因は？
主に次の4つが考えられます。
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虫歯（二次カリエス）
- 詰め物や被せ物と歯の間に虫歯菌が侵入しやすいため、一度虫歯になった歯は他より虫歯になりやすい状態になっています。治療した歯が再度虫歯になることを二次カリエスと言いますが、二次カリエスが進行することで、詰め物や被せ物が外れる場合があります。
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歯ぎしりや食いしばりなどのクセ
- 歯ぎしりや食いしばりなど、お口の中のクセは、そのまま詰め物や被せ物に伝わってしまいます。そういったクセがある人は、普通の人より外れやすいということを知っておかなければいけません。クセがひどい場合は、詰め物や被せ物が割れてしまうこともあります。
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経年による噛み合わせの変化
- 「噛み合わせ」は、ちょっとしたきっかけで、変化していくもの。治療時は正しい状態になっていても、経年によってずれてしまうことも珍しくありません。その結果詰め物や被せ物に負担がかかり、ある日突然外れてしまうトラブルにつながるケースがあります。
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素材や接着剤の経年劣化
- 詰め物や被せ物は金属や歯科用レジン（プラスチック）、セラミックなどでできており、それぞれ強度や耐久性は異なりますが、いずれも経年によって劣化する可能性があります。また、詰め物や被せ物を歯に固定するための歯科用接着剤も経年劣化します。それらが原因で詰め物や被せ物が外れる場合があることも知っておきましょう。
詰め物や被せ物を外れたままにしておくと……
詰め物や被せ物が外れても、それほど痛くないからと放置してしまう人がいます。放置することは、非常に危険です。虫歯の治療をした後の歯は、程度の差はあったとしても表面のエナメル質は削ってしまっているので、詰め物や被せ物の下は、象牙質がむき出しの状態です。象牙質は柔らかく酸に溶けやすい性質を持ちます。
しかも、詰め物や被せ物が取れた後はクボミなど、虫歯菌がたまりやすい形状になっています。また、詰め物や被せ物が外れたことによってできたスペースを両隣の歯が埋めようと少しずつ動くため、「噛み合わせ」も変わってしまいます。
詰め物や被せ物が外れた状態で放置しておくことは、虫歯や歯並びに悪影響を及ぼします。できるだけ早く対処しなければいけません。
詰め物・被せ物が外れたら、早急に歯科医院へ行きましょう
詰め物や被せ物が外れたら、例え痛みを感じなくても速やかに歯科医院を受診する必要があります。中には保証付きの場合がありますので、治療を受けた歯科医院へ問い合わせるといいでしょう。
保証期間内だった場合は、同じ歯科医院で受診すべきですが、期間外だったりそもそも保証が付いていなかったりした場合は、補綴を得意としていたり力を入れていたりする歯科医院を新たに探すのもおすすめです。なお、詰め物や被せ物を再利用できる場合もありますので、受診の際は持参するようにしましょう。
