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- 親知らずが痛い・歯が折れた(ぶつけた)~口腔外科~
口腔外科について
親知らずが痛んだり、歯ぐきが腫れたりするのが気になる方、親知らずの抜歯を希望される方はぜひ当院にてご相談ください。また転倒や事故などで歯をぶつけた、折った場合にも当院では応急処置などの対応をおこなっております。
親知らずとは
永久歯は中学校卒業前後(15歳ごろ)に一通りの歯が生えそろいますが、それから間を置いて20歳前後頃に上下左右の奥にもう1本ずつ生える永久歯があります。この最後に生える永久歯が「親知らず」で、人には親知らずを含めると32本の永久歯が存在しています。
親知らずを抜歯したほうがよいケース
顎の一番奥に生えている親知らずは歯ブラシが当てづらく、汚れがたまりやすくなります。そのため親知らず周囲の歯ぐきは痛みや腫れなどが起こりやすく、症状が改善されても再び腫れや痛みを繰り返すことが多くなります。
またこの影響は隣接する永久歯にも及び、親知らずによって周囲の歯の虫歯・歯周病リスクが高くなっていまいます。したがって以下のような親知らずについては、早めに抜歯することをおすすめしております。
【早めに親知らずを抜いておいたほうがよいケース】
- 横向きや斜め向きに生えている親知らず
- 親知らず周囲の歯ぐきの腫れや痛みを繰り返す
- うまく磨けず、プラークがたまりやすい
- 歯並びを悪くする恐れがある
- 大きな虫歯がある
親知らずを抜歯しなくてもよいケース
親知らずの状態によっては、抜かずに保存するケースもあります。次のようなケースでは親知らずを残し、定期検診でチェックしながら様子をみていきます。
【親知らずを抜かなくてもよいケース】
- 歯磨きがきちんとできていて、清掃状態が良好
- 上下の親知らずがまっすぐに生え、正しく咬み合っている
- 入れ歯やブリッジの支台歯として使える
- 顎の骨の中に完全に埋まっていて、周囲に悪影響を及ぼさない
歯をぶつけた・歯が折れた(外傷)
当院では事故や転倒などで歯をぶつけた・歯が折れたといったケースについても対応したしております。歯の外傷はケガが発生してからの処置が早いほど、予後が良好になる可能性が高くなります。したがって口元以外の頭や体の部位に異常がみられない場合は、速やかに当院までご連絡ください。
折れた歯・抜けた歯を持参する際の注意点
口元をぶつけた際に歯が折れたり抜けてしまったりした場合は、来院時にその歯をご持参いただくようお願いいたします。またその際には以下の点にご注意ください。
- 折れた歯、抜けた歯は乾燥しないよう、専用の保存液かご自分のお口の中に入れてご持参ください。
- 折れた歯、抜けた歯は絶対に水道水で洗わないでください(再生できる組織が死んでしまう恐れがあります)。